ケアマネ活動ブログ
空 今日も青空です(EXILE 「道」より)
2022-04-05
こんにちは。根本(栄)です。
社の庭の桜、ソメイヨシノが満開
ですね。
癌と向き合い闘病の末、50代で天に旅立った女性のケアマネを担当させていただきました。約一月の居宅介護支援でした。
「私、終活してるんですよ」と、屈託のない笑顔で話していた昨年の春。当時、その方の義父母が要介護で私がケアマネ。義父は腎臓病を患い認知症もあって、義母は癌末期。そして、その方も癌で他県の病院へ通院しているという状況下で、義父母のキーパーソンとしてのボジションを担っていました。
徐々に義父母の状態が悪化していく中、その方も自身の治療が終了し緩和ケアに移行するなど、状況は常に変化していきました。自分でできるうちは家事はやりたいと言い、午前中いっぱいかけて朝食のかたづけや洗濯をしていた姿が目に浮かびます。
まだ普通の生活を送れていた頃、「苦しいのは嫌、最期は病院で」と言っていたので、自宅で看取ると旦那様からオファーを受けた時には、まさかのまさかでしたが、在宅介護に関わらせていただくことになり、精一杯務めさせていただくと誓いました。
介護ベッドにエアーマットレス、連日の訪問看護と一日数回訪問して介護するヘルパーさん。もちろん訪問して診察する訪問診療も欠かせません。
そして、毎日訪問して一言二言声をかけていく実のお父さん。週末には姉弟家族が集合してにぎやかな食卓。食卓で日頃勉強していた子供さん。
ダイニングのすぐ近くにベッドを設置、家族の普通の生活がベッドサイドにありました。
妻であり母親で。義父母を介護した際にはキーパーソンで。闘病しながらひとりで何役も担い、辛い事もあったでしょうに、いつも笑顔で凛とした女性でした。
彼女に向けて天を仰ぎ、EXILEの「道」を口ずさみ、桜満開の報告をしたいと思います。
