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ケアマネ活動ブログ

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客観的なデータが重要

2021-11-15
 認知面の低下あるも服薬は何もなく、定期受診もしていないという要介護2の男性。デイサービス週三回利用、他のサービス利用なし。奥様と二人暮らし、奥様はうつ病の既往があり、今でも薬が手放せない状況です。
さて、この利用者さんですが…
デイサービスの相談員さんから、「自力では食事が進まず、介助なしには食べなくなっている。体重減少も顕著でいつもうなだれている。」と、体重変化のデータと共に報告を受けました9月から10月で-2キロ、今年5月から-4キロ
奥様からも自宅内の状況を伺ってみると、やはり食事が摂れなくなっている…排泄面でも介助が必要になり介護の手間が増えていて負担になっているとのこと
ご本人は「(食べないのは)自然の事でしょう。体が辛い事はない」と言います。奥様は施設へ預けたい気持ち、でも突然いなくなると寂しい気もするとおっしゃる…ケアマネとしてはショートステイ等の利用をすすめたいところではある…

でも、ちょっと待てショートステイを利用すれば解決するわけではなく、まずは食事を食べなくなった理由を明らかにして(認知症の進行なのか、内臓系に何か悪いところがあるのか等々)、その対策を講じた先にショートステイ利用の支援ではないか

普段介入しない息子さんとコンタクトを取り、何とか受診に繋ぐことに成功結果は認知症の進行。栄養失調、軽度の心不全と貧血との診断
でも、治療も何もなく終了…ホンマかいな
しかたないので、市販の栄養補助食品を購入してもらい摂取開始。約2週間が経過しました。若干、元気を取り戻している様子なので、新たにショートステイ利用に向け調整を開始しました

「食べない」「食べれない」「元気がない」等の日頃の様子に加え、デイサービスでの体重変化、客観的データが何よりも栄養不良を物語っており、重要なウェイトを占めているケースだなと思いました。
事業所の皆さん、今後も客観的なデータ報告をお願いしますね

根本(栄)でした



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